研究について
気候変動や生物多様性などの環境問題、世界における貧困の拡大や国内の農山村の衰退といった社会問題に取り組むときに
・効果があるのか / ないのか
・別の環境問題・社会問題を引き起こしていないか
がわかならければ、取り組みを進めてよいのかわかりません。
私たちがテーマとして扱う「森林」は特に、扱い方を間違えれば失われてしまい、気候変動や生物多様性、地域の人々の暮らしや安全に大きな負の影響を与えてしまいます。
一方で、森林の持続性を守りながら生み出された製品は、化石資源に由来する製品に比べて環境負荷が低いことが多く、これからの社会には必要不可欠です。
森林から生まれた製品の由来(トレーサビリティ)を調べ、環境への影響を適切に評価し、持続可能な社会づくりに繋がる木材製品の利用について考えます。
関わっている研究プロジェクト、教育プログラムなど
・木質リグニン由来次世代マテリアルの製造・利用技術等の開発(ライフサイクルアセスメント)
・多面的機能を考慮した福島の森林再生のための総合的評価手法の開発(木材流通、経済効果の評価)
・都市の木造・木質化に関する研究
・建築物を対象とした環境・経済・社会評価システムの開発
・地域におけるエネルギーガバナンスの研究(欧州における木質バイオマスの利用に関する調査)
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・ムラワルマン大学森林学部(インドネシア)との学生国際交流プログラム