NEWS研究室の出来事

森林保全生態学研究室の情報をお届けします

大台ヶ原の秋

大台ヶ原稜線の落葉樹はすっかり落葉していました.今年は早めの撤収となり,断崖絶壁の大蛇嵓を訪れました.近くのハリモミの大きな木には球果が着いていました.調査はまた来年.

早池峰山のオオシラビソ カモシカ

隔離分布するアカエゾマツの森に,森林総合研究所と岩手大学の方々に連れて行ってもらいました.翌日は一人で山頂に登り,初雪を踏むことになりました.麓では,大きなカモシカ2頭が道路脇で採餌.増え過ぎないとよいのですが.

ヤマドリ

演習林での調査中,シカやウサギの侵入をふさぐ柵から出られなくなったヤマドリの雄をみつけました.とてもきれいですね.出入口を開けておいたら,いつの間にかいなくなっていたので安心しました.

森からササ原へ

長野県北八ヶ岳の麦草峠では,樹皮をシカに食べられたシラビソなど常緑針葉樹の立ち枯れが目立ちます.また森の中では,小さな木の枝葉が食べられています.ここでも大台ヶ原のようにササ原が拡大していくのでしょうか.

夏は暑い大杉谷

宮川上流の大杉谷は,ユネスコエコパークと森林生態系保護地域に指定されています.遡っていくと天然のスギ,ヒノキに加えて,トガサワラ,コウヤマキのような三重県では希少な裸子植物を見ることができます.登山口では子ギツネが迎えてくれました.

大台ヶ原の夏

大台ヶ原東部ではこの時季,新しいササの稈から葉が出てきて,林床が緑一色になります.調査地の標高は1600mほどなので,気温はキャンパスよりも10℃くらい低くて快適です.研究では,これらのササや樹木の蒸散量の推定も試みています.今年はどんなデータがとれるやら?

基礎体力づくり

山での調査で楽をするためには,日々の体力づくりが欠かせません.木佐貫は,ランニングで足が故障している期間に泳いでいましたが,高じてトライアスロンに初出場しました.びわ湖の水は冷たくておいしかったですが,バイクで早々に両足がつってしまって参りました.

演習林実習

演習林で植物学の実習を行いました.天気にも恵まれ,オオルリやアカショウビンなどのBGMを聴きながら,2年生には樹木の多様さと森林の素晴らしさを実感してもらえたでしょうか?

大台ヶ原のニホンジカ

18時30分の日没にようやく作業が終わりました.帰りの正木峠で,ニホンジカがこちらを見てじっとしていることに気づきました.薄暗く気温5℃で寒かったせいか,ぜんぜん逃げる気配がありませんでした.

大台ヶ原の春

冬季の気象データ回収や植物生理データ測定用の機材設置のために大台ヶ原に行きました.調査地への途中,気温10℃ですがまだ残雪がありました.2017年に次ぐ量です.ここではメボソムシクイのさえずりに加え,コマドリの鳴き声が響き渡っていました.

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