FACULTY教員紹介

森林保全生態学

【木佐貫 博光 教授】森林植物の生理生態を明らかに

森に生きているさまざまな植物について,特徴的な生きかたや生育するのに適した条件を植物種ごとに明らかにします.植物と動物との相互関係も興味の対象です.フィールドの森林に通い,そこで植物の生理生態のデータと植物の生育環境の情報を集め,解析します.衰退林の再生にもつなげたい123国内有数の

森林保全生態学

【鳥丸猛 准教授】樹木の生きざまをとらえる

樹木の芽生え、成長、繁殖、死亡を追跡調査し、様々な樹種の生き方をあきらかにすることで、持続的な生態系保全につながる研究を目指しています。樹木の広大な時間・空間スケール123長期間にわたり大面積で樹木の生死を追跡する地道な調査によって、私たち人間の時間・空間感覚を超える森林の壮大な世代

森林微生物学

【松田 陽介 教授】森の営みを支える菌根菌ネットワーク

植物の根とカビ・キノコのような類との関係は古く、植物が陸地に進出した4億年前に始まります。この関係を菌根共生といい、陸上植物の8割以上に見られます。マツやドングリの木の細い根は、この菌によりすっぽりと覆われるため根毛はありません。共生菌は土に伸ばした菌糸から養水分を吸収して樹木に渡す代わりに、樹木か

森林微生物学

【北上 雄大 助教】線虫を通してミクロな世界を覗く

線虫(センチュウ)はミミズに似た体長1mm程度の極小な動物であり、陸海問わず、果ては南極とあらゆる場所に生息しています。最近の研究から、全世界に潜む線虫バイオマスは推定3億tと莫大であることがわかり、物質循環に重要な生物群として認識されつつあります。「寄生」の印象が色濃いですが、実

土壌圏生物機能学(2024年度以降は生命化学コースに所属)

【水野 隆文 准教授】植物の元素データベースを作成しています。

土壌と植物を知ることは農作物の生産に欠かせないだけではなく、生物多様性の根幹をなす「土壌に対する植物の適応性」を知る上で大変重要です。(写真:緑化の研究現場にて撮影。)植物の環境適応能力についての解析123当研究室では蛇紋岩土壌などの特殊な土壌環境に分布する植物をモデルとし、植物

森林総合環境学

【渕上 佑樹 准教授】木材の利用と地球環境・地域経済の結びつきを知る

現在、国や地方自治体で建築物の木造・木質化が進められるなど、各所で木材利用が進んでいます。これらの取り組みの中で、環境や地域経済に関わる「効果の定量化」と「効果改善の検討」が必ず行われるような社会の仕組みができることが必要だと考えています。効果を具体的に表すことを「定量化」といいます。

森林利用学

【板谷 明美 教授】地理空間情報やICTなどの先端技術を駆使して生産性や安全性の 向上を!

林業は,足場の悪い山の中で伐採木など重量物を取り扱うため災害危険度が高く,効率を挙げるのが大変難しい産業です。地理空間情報やICTなどの先端技術の駆使123地理空間情報やICTなどの先端技術を駆使して生産性や安全性の向上に資する研究がしたいと思っています。1

木質資源工学

【中井 毅尚 教授】木材利用に基づく社会づくりを目指し研究を行っています。

本研究室では,木材を有効利用する上で必要な木材知識の探求, 住宅分野を中心とした快適性や技術応用の提案,現代社会における最適な木材利用に向けた公益的価値の定量化など, 木材利用に基づく社会づくりを目指し研究を行っています。古来より住宅や家具,生活用品など,我々の生活は木材と密接に関係して

木質分子素材制御学

【野中 寛 教授】木質バイオマスの総合利用に挑戦する

木材の主成分は、セルロース、ヘミセルロース、リグニンという3つの高分子です。これらすべてを化学的に変換・分離し、プラスチック代替を目指す研究も行っています。木材全成分の有効利用を目指しています。123なかでもリグニンは奥の深い芳香族系高分子で、うまく取り出すことが難しいか らこそ、挑

木質分子素材制御学

【德永 有希 助教】木質バイオマスを使って次世代の素材開発を目指す

私たちの身の回りには化石資源から製造した素材が大量に存在します。例えば プラスチック製品は大変便利ですが、化石資源が有限であるために、将来にわ たって永続的に利用することが難しいという問題があります。木質バイオマスからの新規素材づくり123当研究室では再生可能な木質バイオマスを使

緑環境計画学

【松村 直人 教授】森林管理の成績表づくりと豊かな森林を次世代へ

森林は私たちの身近な利用可能資源です。手元にある森林を利用して、人類は経済的に発展してきました。今日、それが行き過ぎて、ある地域では森林面積が激減し、また、ある地域では、森林は存在するものの、質的に非常に貧しい森林となってしまいました。世界の森林を減らさないために123水源の豊か

緑環境計画学

【松尾 奈緒子 准教授】乾燥地から熱帯林まで、様々な環境で生き抜く植物から学ぶ

 雨の少ない乾燥地から雨の多い熱帯林まで、幅広い水分環境に生きる樹木の水利用特性を明らかにし、砂漠化や塩害、気候変動などの影響を受ける植生の修復・保全に貢献したいと考えています。樹木が生きるうえで、いかに水分を獲得し、樹体内の水分の損失を抑えるかは重要な問題です。123 それは、

森林環境砂防学(大学院)

【沼本 晋也 准教授】自然災害が発生する過程を考えるには、ふだんからのモ ニタリングが重要です。

森には様々な顔があり季節変化や成長・衰退の中で持続しています。「普段の森の姿=動き方」を知ってこそ異変だと気づくことができるのです。123日々の雨量・湧水・渓流の流量や、落葉落枝、土壌状態など、樹木群だけでなく、森林環境を形づくる様々な要素を常に観察して季節変化も含めた一般的な姿

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